三崎教会 3/5 聖書の救いの言葉
○ある病の人が、「主よ、御心なら清くすることが出来ます。」と言った。
イエスが手を差し伸べ、その人に触れ、清くなれと言われると、たちまち清くなった。
○ 富は天に積みなさい。そこでは、虫が食うことも、さび付くことも、盗人が盗み出すこともない。」 マタイ 6:20
富を天に積むのは簡単なことではありません。
お金はこの世で自分のために使いたいからです。
しかしこの世のためだけに積んだお金は、虫が食い、錆び、盗まれると主イエスは警告されます。
「今朝の礼拝説教の流れ」 佐藤千郎
○去る3月1日に「灰の水曜日」を迎え、今年も受難節に入りました。改めて、自分を見つめ直す時として、また、復活祭(4月16日)に備えて、主イエスの十字架のお苦しみの中に神の御心を読み取り、わたしたち一人ひとりがどれ程深く神に愛されているかを学び直すときとして、受難節(レント)の期間を大切にしたいと思います。
受難節の聖書日課の一つは、「大胆に恵みの座に近づこうではありませんか」(ヘブライ人への手紙4章16節)と呼びかけています。わたしたちには偉大な大祭司、神の子イエスが与えられているから、そして、わたしたちがイエスを救い主キリストと公に言い表しているからです。
○旧約聖書では、大祭司は、神殿の一番奥にある至聖所で、年に一回行われる贖罪の儀式を執り行うことの出来るただ一人の祭司でもありました。この大祭司に求められる資格は、まず、第一に、他者の苦難を共にすることの出来る能力、即ち、苦しんでいる人たちの苦しみを思いやることが出来ると言うことです。
ヘブライ人への手紙の差出人は、主イエスが大祭司の根本条件を満たしたお方であり、わたしたちの大祭司にふさわしいお方であることを書いています。「イエスは、神の御前において憐れみ深い、忠実な大祭司となって、民の罪を償うために、すべての点で兄弟たちと同じようにならねばならなかったのです」(同、2章17節)と。そして、さらに「大祭司であるイエスのことを考えなさい」(同、3章1節)と勧めています。
信仰者の弱さと共に在り、弱さを思いやるイエスの姿は、十字架のお苦しみの中で、弱さを露わにしていく弟子たちへの気遣いを彷彿させます。それはまた、試練に遭うとすぐに心は揺らぎ、神への信頼(信仰)を失い、教会からも遠ざかっていくわたしたちの現実とも重なります。
○差出人は、ローマ帝国の迫害のもとで苦しみ、信仰の揺らぎに悩んでいる信徒たちに、「大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。」と呼びかけています。
主イエスは、わたしたちの弱さを知り尽くした大祭司として、わたしたちに憐れみと恵みを注ぎつつ、わたしたちのことを心配してくださっているのです。だから、大胆に恵みの座に近づくこと、即ち主イエスと向き合うことを勧めているのです。
受難節とは、自分の弱さや信仰の破れに気付き、率直にそれを認め、再び祈りと礼拝を暮らしの中に取り戻すために、痛みを伴いつつ努力していく季節でもあります。
2017年 3 月 5 日 週 報 No.10
日本キリスト教団 三 崎 教 会
受難節第一主日 主 日 礼 拝 順 序 (午前10時30分)
司会 進宏一 奏楽 伊勢田宏子
前奏
招詞 詩編 113:7〜9 (旧) P.954
讃美歌 29(天のみ民も) 一同
主 の 祈 り
交読詩編 80:1〜12
聖 書 ヘブライ人への手紙 4:14〜16 (新)P.405
祈 祷
讃美歌 丘の上の主の十字架(303) 一同
信仰告白
説教 「大胆に恵みの座に近づく」 佐藤千郎牧師
祈 祷
讃 美 歌 やすかれわがこころよ(532) 一同
献金
頌栄 24(たたえよ、主の民) 一同
祝 祷 (礼拝当番) (今週) 徳山宏基 川崎孝子 星可奈
後 奏 (次週) 日比野裕子 青木芳隆 米崎貞子
◎ 教会学校礼拝(午前9時30分)
「エルサレムの宮」 ヨハネ 2:13〜16
133(どんどこどんどこ) 129(はるがきた.)
▲先週の集会 男 女 計
礼 拝 5 21 26
教会学校 1 1 2 (教師 ・父母7 )
(教会住所)三浦市城山町4−4
牧師(代務)生野隆彦 伝道師 進 宏一
(電話・FAX) 046-881-7923 (e-mail) fgmfg320@ybb.ne.jp
(聖句) 「だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助
けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。」
ヘブライ人への手紙 4:16
(今日の言葉)わたしたちはすでに憐れみを受け、罪の赦しの恵みにあず
かっています。主の助けは確実です。求められているのは、イエス・キ
リストを救い主として受け入れる大胆さ、神の招きに応える大胆さです。
(報告)
○ 本日、役員会を行います。
○ 教会の桜は間もなく満開を迎えます。お花見を来週、12日に行いま
す。オープンサンド、玉子ポテトサラダ、コーヒー、黒糖ゼリー、小豆アイ
ス等を用意します。礼拝前後の準備と片付、短時間お手伝い頂ける方、
歓迎いたします。
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○ 3月1日〔水〕(灰の水曜日)より40日間は四旬節(レント)と言い、
キリストが荒野で断食をされた40日間にちなんで定められています。
この期間は主の受難を覚え、克己、修養、懺悔に励み、復活日(イ-スタ
ー)を迎える準備をする期間とされます。
○ 「受 難 週」 棕櫚の主日 4月9日(日)より一週間
洗足木曜日(13日)、受難日(14日)
○ 「 復活日」(イースター)は 4月16日(日)です。
◎ 洗礼のすすめ
「あなたたちが、心変わりして主を離れないために」 申命記11:16
イースターに、洗礼を受ける方は、お申出下さい。
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次週礼拝予告 3月 12日(日) 午前10時30分
説教題 「立ち尽くす風景の中で」 生野隆彦牧師
聖 書 マルコによる福音書 16:1〜8
讃美歌24 327(すべての民よ、よろこべ)328(ハレルヤ、ハレルヤ) 29